こどもと暮らすアメリカ

イリノイ州シカゴ郊外に、旦那の転勤で家族で引越してきました。アメリカで行った場所、食べたもの、経験したことなどの日々の記録。

網膜に穴?!

こんにちは。5月後半、イリノイは急に過ごしやすい季節に突入しました。緑が茂って気持ちも明るくなります!

ところで、私は強度の近視で、中学生のときからコンタクトレンズが手放せません。アメリカでもコンタクトを購入するため、年に一度は眼科に通って処方箋をもらっています。メガネ屋さんに併設の眼科へ行くのですが、先日その検診で"There is a hole in the retina"と言われました。調べてみたら、retinaは網膜とのこと。網膜に穴?!なんか怖い…。目がチカチカしたり、視界が狭くなったりしていないか確認され、特にないと答えましたが、専門医での再検査をすすめられました。検査のときにさす目薬はその後数時間見えにくくなるので、運転手がいたほうがいいとのこと。

私は左目の網膜に穴があると言われ、その日から意識してみると、たまに小さな黒い点が、自分の目の中を動くことに気づきました。前からあったような気もするのですが…コンタクトの汚れだと思っていました。網膜剥離だったら入院になる、など、ネットで調べると色んな情報が出てつい心配になりました。。

運転手に旦那についてきてもらうことに決めて、2週間後、紹介された専門医へ。シカゴ周辺に4軒ある、Kovach eye instituteという眼科へ行きました。内装がとってもモダンで明るく、カフェのよう。日本で眼科というとこじんまりしたイメージですが、先生も複数いるようでとっても大きい眼科でした。

いくつか目薬をさして、検査後、待合室で待っていると本当に視界がぼや〜っとしてきました。携帯が使いにくくなるぐらい。そして外の光がめちゃくちゃ眩しく感じる。

ぼや〜っとしているところで先生に呼ばれ、じっくり目を診てもらって、説明を受けました。説明によると、確かに左目の網膜に穴が空いている、網膜裂孔(retinal tear)という状態だということ。私の場合は古傷で、体が自分自身で治そうとした跡があること。でも完全に修復できていないので、レーザー治療を受けることができること。今すぐどうこうという深刻性はないものの、数年、数十年後に網膜剥離(retinal detachment )を起こす可能性があること。撮影した目の写真を見せてもらうと(今まで眼科で撮ってもらっていたものよりだいぶクリアな写真でびっくり)、確かにハッキリと穴の部分と、周りに修復しようとしたあとが点々と見えました。

私は転勤族でいつどこでどんな治療を受けられるか分からないので、設備の整ったアメリカで受けられるならラッキーだと思い、迷わずレーザー治療を選択。

どのぐらい治療に時間がかかるのか聞くと、10分程度で終わるとのこと。今日できる?と聞くと、できると言うので当日にお願いしました。

予定していなかった処置だったのでその後1時間程度?結構待たされましたが、無事処置してもらえました!処置の前には、ローリスクだけれどノーリスクではないよ、ということを説明され、同意書にもサイン。

私は椅子に座ったまま機械に頭をつけて覗き込み、反対側から先生がレーザーを当てていきました。私の目にレンズを当てて行うのですが、バチバチと強い緑の光を何度も当てられている、というように感じました。ちょっと目に圧がかかるような印象ですが、痛いというほどでもなく、とりあえず眩しい。5分ほどで終わったと思います。その間はまっすぐ見てね〜とか、左上見てね〜とか、簡単な指示がありました。終わったあとは少し変な感じ。すぐに帰っていいよ〜と言われ、コンタクトも1時間後にもうしてもいいよ、とのこと。思っていたよりずっと簡単。

激しい運動は控えてね、とのことですが、もう数時間後から元通りでした。日本でレーザー治療をしてもこんな感じなんでしょうか?ちょっとびびっていただけに拍子抜けでしたが、スッキリしてよかったです。次は4ヶ月後に様子をみてもらいにいくことになりました。帰りもめちゃくちゃ眩しくて、旦那に運転してもらえて本当によかったです。

 

ちなみに私は一旦自分で払ってのちほど請求の保険スタイルなのですが、検査で500ドル、レーザー治療で1100ドルでした。アメリカの医療費は高い〜!

アメリカで網膜に穴と言われてびびった方の参考になればと思い、記録に残しました。あんまりいなさそうですかね〜どなたかのお役に立てば幸いです(^^;