こどもと暮らすアメリカ

イリノイ州シカゴ郊外に、旦那の転勤で家族で引越してきました。アメリカで行った場所、食べたもの、経験したことなどの日々の記録。

アメリカの学校で、思ってたのと違うなぁというところ

こんにちは。シカゴはまだまだ寒く、冬用のジャケットが手放せません。日本の春めいた天気予報を見ては羨む日々です。。

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天気も気分もどよーん…

 

さて、我が家の子どもたちは現在アメリカの公立小学校に通っています。これまで私はアメリカの小学校事情について全く知りませんでした。今回は、通わせてみて驚いたこと、想像と違ったことなど書いてみます。地域、学校、学年によって色々と差があると思いますので、あくまで私自身の感想、体験談です。

科目によって、授業時間にバラツキがある

日本の小学校はひとつの授業が45分としっかり決まっていますが、我が子の小学校はバラバラ。例えば音楽や体育は30分、リーディングは1時間、といった具合。休み時間は昼休み以外ほとんどなく、結構忙しそう。お手洗い休憩はところどこらであるらしいです。あとはおやつ休憩があります。おやつは持参で、栄養のあるものを、とのことですが、子どもによるとクラッカーなどが多いそうです。

ESLって思ってたより短い

子どもたちの学校には、第二言語が英語、という子どもたちが一定数います。日本、韓国、ロシアなど出身国も様々。ESL(English as second language  英語が第二言語の子どもたち向けの英語サポートクラス)があるとは聞いていました。その際の私のイメージは「ネイティブの子が英語を学ぶ授業がそのままESLに入れ替わる」だったのですが、そうではないようで。1日のうち5分〜30分程度、クラスを抜けて受けているとのこと。つまり通常の英語(日本でいうところの国語)の授業もクラスメイトと一緒に受けています。難しいことも多いようですが、その時間も先生のサポートを受けて参加しています。ちなみにESLは、思ったより短くはあったものの大変ありがたい制度で、うちの子どもたちが楽しみにしている時間でもあります。

ランチの時間が20分だけ

本の学校もそうなのでしょうか…?ランチを食べる時間が20分しかなく、お友達と喋ったりもしているのか、なかなか食べる時間がないようで。ちなみに、ランチは購入もできますし、お弁当を持っていくこともできます。残してもいいし、残したものは自分でゴミ箱に捨てるのだとか…。給食を食べ切らなければいけなかった世代の私には衝撃。。

休み時間に遊ぶ場所が決まっている

これはすごく意外でした。安全のためでしょうか。私が日本の小学生だったときは、仲のいいお友達と校内のどこに行ってもよかった記憶があります。私は図書館に行くのも好きでした。が、アメリカの小学校ではランチ後、ここのスペースで遊ぶと決められています。基本的には校庭で、天気が悪ければ教室。そこ以外では遊べないし、必ず監督に大人がいます。教室を移動するために廊下を歩く時も、一列に並んで歩きます。自由の国アメリカと言いますが、子どもの自由はかなり制限されている印象。日本だったら子どもだけで公園で遊べますもんね〜。

親が参加のイベントは基本夜

新しい学年が始まるときの説明会(日本でいうところのクラス懇談会みたいなもの)や、ビンゴ大会、個人面談など、夕方〜夜の時間帯のものがほとんどです。親が働いていることが前提だからだと思います。夜に学校に入る経験はこれまでなかったので、大人でもなんだかワクワクしました!

先生が超フレンドリー

先生とのやりとりは基本的にメールです。毎週ニュースレターを作ってクラスで子どもたちが学んだことや様子を教えてくれます。何か相談事があれば、メールをすればすぐに返信をくださいます。最初に驚いたのは、最初の自己紹介でご自身の家族構成を伝えてくれたこと。お子さんとの写真もあり、ぐっと先生を身近に感じました。さらに毎週のメールでも、冗談を交えたり、心あたたまるメッセージを入れてくれたりと、すっかりファンになってしまっています。生徒のリーディングレベルについて言及した個人面談のあと、保護者に送られたメールの中で、「リーディングのレベルより、お休みの間に家族の思い出を作ことはもっと大切です。お休み楽しんでください!」というような内容のメールがきたときは本当泣けました。

 

日本では体験できないイベントも多く、総じて楽しい学校かと思います。言葉が十分に通じない分、また様々なバックグラウンドをもつ子どもがいる分、楽しいだけではない経験もあるようですが、子どもたちの糧になればいいなと願います。どなたかの参考になれば幸いです。書いていたらどんどん思いついて、書ききれなかったので、また続きも予定しています!