先日、息子の歯に黒い点があったので日系の歯医者さんに行ったところ、息子の歯にいくつか虫歯があることが発覚!半年に一度の定期検診は受けていたものの、レントゲンを撮らないと見つからない歯の間にあったようで、すでにかなり進行していました。
治療をしようとしたところ、息子が暴れたり叫んだり、口を開けなかったり、何度か通ったものの治療が進まず、、、結局アメリカの小児専門歯科 Pediatric dentistryを紹介してもらいました。日本ではまだ少し珍しい?笑気ガスも使用したので、書き残しておこうと思います。
小児専門歯科ってどんなところ?
- 子どもの心理も勉強された先生による、子ども専門歯科
- 部屋は個室、テレビが椅子の前に1つと、治療中も見られるよう天井にも1つ(病院によるかも)
- 笑気ガス Laghing gas、全身麻酔 General anesthesiaに対応
歯の治療でそんな大げさな麻酔まで?!と思ったのですが、アメリカでは「痛みもマネジメントするもの」という考えが広がっているようで、そう驚くことでもないのだとか。我慢は必要なもの、と感じてしまう自分はすごく日本的なのかなと思いました(^_^;)
検診から、治療の流れ
初回からは治療は始まらず、まずは検診。レントゲンを撮ってもらい、さらに追加で虫歯が見つかり…。今後の治療方針の説明を聞き、治療の予約をとります。費用についてもこの時点で説明してくれました。
さて治療当日。検診の際にもらった「笑気ガスを使う際の注意事項」を参照し、リラックスできる服でくる、タイレノール(痛み止め)を飲んでくる、朝ごはんは少量、水は4オンス…など書いてあった通り準備して、朝9時からの治療に向かいます。治療は朝がオススメだそう。個室に入ったあとは、ずっと好きなテレビをつけておいてくれます。Netflixが入っているので選び放題!
笑気ガスの効果のほどは?
まず笑気ガスをつけて、先にゼリーの麻酔を塗ってもらい、次に注射で麻酔、ここですでに笑気ガスを吸ってるからリラックスして楽勝…かと思ったら、息子は恐怖心がかなり強く、なんと笑気ガスを自分で取って逃げ出す!その後宥めすかし、なんとか麻酔をし、その後は笑気ガスなしで治療。もっとぼんやりして効果絶大なのかと期待していたので、意味あったのかな?と疑問に思っていましたが、やはり「あまり効果なかったですね」とのこと。2回目以降の治療では使わないことになりました。効果は人によるみたいです。
途中、泣いたり動いたりする息子に、みなさん本当に根気強く、そして優しく付き合ってくださり、最後にはじっと治療を受けられた息子!!この数ヶ月、虫歯ができてしまったこと、治療を受けられないことに悩みに悩んだので、感動でした。
恐るべき治療の費用は…
息子の虫歯がかなり進行していて銀歯 pulp capを入れたので、とっても高かったです…。保険を利用したあとの金額で、レジン(詰め物)が約80ドル、銀歯が約180ドル、笑気ガスは約80ドル。日本では考えられない高額出費…アメリカ人が予防歯科に力を入れるのも納得です。
アメリカの歯医者さん、日本と違うと感じたところ
- 検診の際に、治療方針や費用までハッキリ説明してくれるところ
- 治療の途中で雑談が多いところ(めちゃくちゃ話しかけられます。日本人はどうやって魚を調理するの?とかサンクスギビングにターキーは食べた?とか、全然関係ないこと。)
実は英語で対応することが不安で、なるべく避けていたアメリカの病院。行ってみたらとにかく親切で、息子も私も大満足でした。
しかし虫歯が完治するまで、長かったし高かったです。泣 アメリカで歯の治療をしなくて済むよう、そして息子の永久歯を守るべく、親子で歯磨き方法を見直し&定期検診、徹底したいと思います。